それもまた青春です

二次元ヲタであり、ジャニヲタでもある…そんな中途半端なヲタクの日常です。

卒業

今週のお題「卒業」

(下書きのまま忘れていて、もう次のお題が出ていますがせっかくなので投稿させて下さい…)



卒業と聞いてすぐに思い浮かべたのは「学校を卒業する」であった。実に単純である。
が、たくさんの方が書かれていると思うので今回は学校をネタにするのはやめておく。


さて、私が今回卒業したものは、タバコである。
なんてことはない、ただの禁煙だ。
実は一昨年の3月に、一度禁煙を試みたのだが夏頃から仕事を兼務することになり頭がパンクして結局半年程度で挫折している。
それからは、禁煙に失敗した喫煙者がよく言う「一度止められたからその内また止められるだろう」という気持ちでいた。
というか、禁煙を諦めたというより禁煙すること自体を忘れていたという方が正しい気がする。


そもそも、私が喫煙者になった理由自体が他人に話せないようなくだらないものであった。

職場の上司や先輩などの上に立っている者がみな吸っていたから、自分も喫煙者になればその輪に入れて職場の内部事情が知れるかなーなんて気持ちがあったからだ。
ただ、それだけでは本気でタバコを吸おうとはならなかった。
決定打となったのは、父方が大腸のがん家系であること。そして母親が子宮頸がんになったと聞かされたことだった。
両方の親にがんのリスクがあるなら確実に自分も何かしらのがんになるであろうと考え、だったら、吸って肺がんになるかもしれない止めておこう…なんて考え無駄じゃないか、結局そんなにリスクは変わらないじゃないか。だったら吸って上司から内部事情を聞いた方がよっぽど仕事がやりやすくなって私の人生的には有益だと考えたのだ。


そんな浅はかな考えで、吸い始めたのが22歳になった頃だった。
私の中では、遅くやってきた『反抗期』だった。


結果を言うと、仕事はある程度やりやすくはなった。
が、今はもう内部事情を知るどころかお局様になり過ぎて、喫煙所でのコミュニケーションがなくても色々な情報が入ってくるようになったのである。


そんなわけでタバコを吸う理由が1つ、消えたのだ。


もう1つの理由はどう足掻いても消えない理由なので、諦めた。
だがこの理由がタバコを吸い続ける理由にはならなかった。
タバコを吸う決定的な理由だったはずなのに、タバコを吸い続ける理由にはならないなんておかしな話ではあるが仕方がない。


一度の禁煙に失敗した今、何故急にまた禁煙を始めたかというと。
万年金欠だからである。
悲しい。この理由が一番くだらない…。なのにこの理由が一番人に話す時には気楽に言える。なんという皮肉…。
それともう1つ、最近気になる相手がタバコを吸わない人なのだ。
去年、うちの職場の忘年会にお呼びしたのだがその時に吸ってる姿を見られるのがなんとなく恥ずかしいと感じた。
相手のことを気になっているのだなぁと気付いた瞬間でもあった。
そして、その日から今持っているタバコが無くなったら禁煙しようと決意をしたのである。



大した理由ではないが、長々と喫煙に至るまでの経緯や禁煙している理由を書いてみた。
禁煙を始めて、約2ヶ月。
そもそもがヘビースモーカーではなかったとはいえ、初めの1週間がまぁ口寂しくて。というより、手持ちぶさた。暇。という感じだった。
そんな暇を持て余しつつ、時間が経ち…。今は全然吸いたいとは思わない。



嘘をついた。
本当はお酒を飲んだ時なんかは吸いたくなる。
だけど、せっかく服やバッグからヤニ臭さが消えたところなので我慢している。

肺の汚れは五年かからないと消えないらしい。
服やバッグからヤニ臭さが消えたことと同じように、肺の汚れも徐々に消していけたらいいと思う。
そんな理由で、これからも禁煙を続けていこうと思う。